微細粒アルミニウムの加工硬化における逆応力の影響とその結晶粒径依存性

• 研究課題/領域番号: 24K08119
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分26050:材料加工および組織制御関連
• 研究機関: 千葉工業大学
• 研究代表者: 寺田 大将 千葉工業大学, 工学部, 准教授 (80432524)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: バウシンガー応力 / 加工硬化 / 転位強化 / 結晶粒径依存性

研究開始時の研究の概要

金属材料の加工硬化は長範囲応力場モデルと林立転位モデルによって説明され、近年では林立転位モデルの寄与が広く支持されている。
結晶粒径が微細化すると加工硬化が顕著に増加する結果がみられ、林立転位モデルだけでは十分な説明ができない。これまでに微細結晶粒アルミニウムにおいて変形中の逆応力が大きいことが確認されたことから、加工硬化では長範囲応力場モデルと林立転位モデルが同時に作用し、逆応力の結晶粒径依存性によって、加工硬化の増加が説明できることが期待できる。本研究では、加工硬化の結晶粒径依存性について、長範囲応力場モデルと林立転位モデルについて定量的な評価と検討を行う。