温度応答性高分子/メソポーラスシリカ膜の開発－温度によるメッシュサイズの制御－

• 研究課題/領域番号: 24K08134
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分27010:移動現象および単位操作関連
• 研究機関: 秋田大学
• 研究代表者: 村上 賢治 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (10272030)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 温度応答性高分子 / メソポーラスシリカ / 分子篩 / 温度応答性膜分離プロセス

研究開始時の研究の概要

『物質を短時間で精密に分離する』ことは益々重要になってきている。本研究では，比較的サイズの大きい分子を分離対象とし，外部からの刺激によって分離可能な分子種を変えられる膜を開発することを目指す。そのために，ここでは，温度応答性高分子ヒドロゲルに着目した。高分子ヒドロゲルの架橋度や重合度を上手く調整すれば，ヒドロゲルの3次元網目の空隙サイズは溶液温度に対して可逆的かつ連続的に変化すると考えられる。そこで本研究では，このヒドロゲルを膜表面に付加して，温度によって目開きを自由に変えられる分子篩分離膜を合成し，更にそれを用いた膜分離プロセスを開発することを目的とする。