研究課題
基盤研究(C)
粒子エアレーションとは,撹拌などにより粒子層と気体の接触を促進すると,粒子の流動性があたかも液体のように向上する現象を指す。本現象が生じた状態で大気中に放置すると,最終的に元の粒子流動性に戻るが,場合によっては数時間以上もその流動性向上効果が持続する。エアレーションは単体の高分子粒子でも生じる場合があることが知られているが,流動性向上効果が数時間保持できるメカニズムの詳細が不明であり,所望の流動性向上効果とその持続時間を得るために必要な気体と粒子の撹拌条件なども不明である。本研究では粒子条件と撹拌条件の組み合わせを変えた際の流動性向上効果を測定することでそれらの解明を試みる。