レーザー走査した光熱微小気泡がつくる配向集積場の理解と配向配線技術の開発

• 研究課題/領域番号: 24K08145
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分27010:移動現象および単位操作関連
• 研究機関: 山形大学
• 研究代表者: 藤井 翔 山形大学, 理学部, 准教授 (90725425)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 移流集積 / 配線 / 配向集積 / レーザー誘起微小気泡 / マランゴニ対流

研究開始時の研究の概要

これまでに光熱微小気泡を基板表面上に静止させ，形状異方性ナノ材料の気泡界面への配向集積に関する研究を実施してきた．そこで，レーザー光によって走査した光熱微小気泡を用いて，配向を制御した配線を実現する制御因子は何であろうか？この疑問に対して本研究では，走査した微小気泡がつくる『溶液の流れ』，『走査速度』，『溶液物性』などの因子と，形状異方性ナノ材料の形状に着目し，これまでに取り組んできた気泡が静止した系との比較を行いながら，走査した系における配向集積場の学理を構築する．本研究から非平衡定常状態の熱力学に新たな学術的知見を得るとともに，機能を有する形状異方性ナノ材料の配向配線技術を開発する．