研究課題
基盤研究(C)
金属酸化物複合材料のさらなる研究開発が望まれる中で、表面上の機能を担う金属酸化物の表面積を測定する手法は重要である。しかし、従来の分析手法では、材料の構造と機能の間の相関を着実に把握しながら材料開発を行うことが非効率な状況にある。そこで本研究では、有機合成化学の手法を駆使して、着目する種々の金属酸化物の表面上に選択的に吸着する種々の化学修飾を施したプローブ有機分子を合成することにより、その分子の吸着量から機能を担う金属酸化物の表面積を導出する汎用的な手法を確立する。これにより、構造と機能の相関に基づいた材料開発が可能になり、社会要請に応じた金属酸化物複合材料の提供が加速されると期待される。