研究課題
基盤研究(C)
申請者は、抗体遺伝子への自発的な変異能力を有するB細胞株を利用して、生体内抗体産生系を模倣したin vitro抗体作製技術を構築した。その過程で、抗原レセプターへの抗原結合の親和性に依存して、惹起されるシグナル強度が変化することを見いだした。本研究では、抗原レセプターによる抗原親和性のシグナル強度への変換機構を明らかにし、抗体の親和性成熟における新規な細胞選択機構を見いだす。これを応用して抗原レセプターシグナルの強度を可視化し、生体内での高親和性抗体の高効率な選択機構を模倣する技術を開発する。