研究課題
基盤研究(C)
本研究では安価で量産可能な動物実験の代替法となり得るヒト肝臓のモデル(サステナブルヒト肝臓モデル)の構築を目指す。ヒト肝臓が1.4 kg程あるのに対し、本研究では1 g程度での小スケールで構造・機能を再現したヒト肝臓モデルを構築する。足場基材として、脱細胞化肝臓を用い、そこに肝機能高発現細胞株HepG2/8F_HS細胞を充填して、本コンセプトの実現を目指す。その後、脱細胞化肝臓を人工的に構築することを目指し、3Dプリンタによる足場基材の開発を行う。そして、人工的に構築した足場基材とHepG2/8F_HS細胞を用いてヒト肝臓モデルの初期構造体を構築し、その有効性を明らかにする。