研究課題
基盤研究(C)
本研究は最近見出された放射線により発光するタンパク質(タンパク質シンチレーター)を用い、放射線による発光で光合成を駆動し、その効率を高める挑戦を行う。光合成モデル生物であるシアノバクテリアSynechocystis sp. PCC6803を用い、細胞内で発現させたタンパク質シンチレーターが放射線により発光することを示す。またこの発光が、光合成色素に受容され、光化学反応の駆動が可能なことを検証し、最終的には、タンパク質シンチレーターを、光合成色素に対してフェルスター共鳴エネルギー伝達距離に配置する技術開発をする。これにより、太陽光を必要としない新たな独立栄養生物の創出を目指す。