研究課題
基盤研究(C)
本研究では、申請者が独自に開拓してきた「多核錯体間隙を用いた化学」と「金属硫化物クラスターの合成技術」を総動員し、3種類以上の元素を含む多元クラスターを固体反応を用いて精密に合成する手法を確立する。具体的には、多核錯体集積体結晶を反応場として用いて、間隙空間内への金属イオン/カルコゲン供給体の逐次導入を行う。その際、異種元素の数や相対配置に由来する異性現象にも着目し、異性体をも制御した精密合成法を達成する。