研究課題
基盤研究(C)
強磁性と強誘電性を併せ持つマルチフェロイック物質ナノ粒子は、次世代の大容量・超低消費電力デバイス等の開発に役立つ重要な材料である。本研究では、磁性探針の磁気共鳴を用いた磁気力と電気力の非干渉同時検出と、水晶振動子のマルチ共振励起を用いて「電気力と磁気力の3軸ベクトル分光計測が可能な原子間力顕微鏡法」を開発し、単一ナノ粒子の磁化構造と電荷分布をベクトル量で明らかにする。本手法をナノ電磁気分野において有用なイメージングツールとして確立し、先進電子磁気材料の精密設計に役立てる。