研究課題
基盤研究(C)
金属系ナノファイバは幅広い分野への応用が期待され、横断的な革新素材であるにも関わらず、創製技術が未確立ゆえ取組みが遅れている。本研究は、触媒ナノ粒子、金属塩、および高分子材からなる自立還元型複合ナノファイバを開発して、大気加熱にて高分子材の触媒分解による水素ガスを「地産地消」し、一種または異種金属塩を同時に水素還元するという金属系ナノファイバ創製法の確立、自立還元機構の解明、および応用展開を目的とする。これにより、金属から合金ナノファイバまでの生成物・緻密的から多孔質までの微細構造と共に、高汎用性・高効率性・制御性を有する金属系ナノファイバの創製技術の基盤を先駆的に構築する。