研究課題
基盤研究(C)
本研究では、mRNAワクチンに代表される核酸のDDS(Drug Delivery System)製剤への活用に向けた核酸内封膜小胞の新規作製法の開発を目的とする。これまでに、ジャイアントリポソーム内に封入されたゲノムサイズのDNAが、分子混雑の環境下で自発的に脂質二重膜に包まれて小胞を形成し、出芽様の構造を示す物理現象を発見した。この形成原理を適用し、封入する核酸の大型化や酵素との共封入などに対応可能な核酸内封膜小胞の独創性の高い作製法の確立を目指す。