研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、「非線形光学効果に基づく光誘起力顕微鏡の理論構築」である。光誘起力顕微鏡(PiFM: Photo-induced Force Microscopy)は、光照射下で走査プローブと試料の間に作用する光誘起力を検出することで、サブnmの高解像度イメージングを可能とする技術である。本研究では、和周波発生やコヒーレントラマンなどと関連し、非線形光学効果に基づくPiFM像の取得を行うことで、試料のミクロな対称性や振動に関する詳細な情報の取得を目指す。