研究課題
基盤研究(C)
波長2μm帯で光の周期よりも短い時間幅を持つシングルサイクルパルスが生成できれば、高次高調波発生により孤立アト秒パルスの発生に適用できる。本研究ではYbレーザーの特徴である高繰り返し性・高平均出力性や高い安定性を活用しながら、1.5~3μmのオクターブ帯域で光パラメトリック増幅できる手法を提案し、高強度シングルサイクルパルスの生成手法を開発する。非線形結晶を適切に選ぶことで広い帯域をカバーする直接的な増幅手法となり、光シンセサイズのような従来のシングルサイクルパルス生成法より簡便かつ安定に高強度化できると期待できる。