研究課題
基盤研究(C)
超伝導転移端センサ(Transition-Edge Sensor: TES) は光子数識別検出器の一つである。本研究はセンサの小型化によって、TES がこれまで実現できなかった、サブナノ秒の低ジッタ実現を目指す。ジッタは光子を検出する時間の揺らぎである。ジッタが低いことは、単一光子検出器を用いた量子計算や量子情報通信において重要である。TES は高い検出効率を実現し、20 個から30 個程度までの光子数を識別可能であるが、ジッタに関する研究が不十分であった。本研究では、TESのサイズを縮小することで、サブナノ秒のジッタを実現することを目指す。