研究課題
基盤研究(C)
近年、様々な放射性核種が診断や治療に用いられており、荷電粒子入射反応を用いた核種生成が重要な役割を果たしている。目的核種の生成に際しては、必要量の確保及び不純物の生成抑制のため、標的及び入射粒子、入射エネルギーの選択が重要になる。しかし現在、リチウム入射反応についてはモニター反応が存在しないため、特に不純物の生成を抑える上で必要な情報である断面積のエネルギー依存性で誤差が大きくなっていると考えられる。そこで、リチウム入射反応に関してモニターとなりうる反応の断面積を測定する。