研究課題
基盤研究(C)
原子力発電所や放射線利用施設およびこれらの廃止措置・解体の現場において、放射性物質の位置や広がりを可視化することは、作業者の被ばく低減や作業計画の立案ならびに放射性物質の漏洩監視のために重要である。そこで本研究では、表面汚染検査用のサーベイメータに指向性を持たせて、対象箇所から数m離れた箇所からβ線を検知してその放射能を推定するとともに、自己位置推定と環境地図作成の同時実行(SLAM)を組み合わせることにより、β線源の位置や拡がりを3次元的に可視化する手法を確立する。