研究課題
基盤研究(C)
分子凝集体の研究では,その構成単位である分子がどのように充填して凝集構造を形成し,凝集体のマクロな性質を決定づけているかの情報は不可欠である.これは分子が移動できる層状液晶相でも同様である.最近,この層状液晶相において,液晶分子のアルキル鎖部分の形状が異なる二通りの分子充填様式の存在が明らかとなった.本研究は,この二通りの充填様式の違いに起因する物性の相違を見出し,層状液晶相の分子充填様式とマクロ物性の相関を確立することを目指すものである.