研究課題
基盤研究(C)
異常な縮退度の擬縮退(超縮退)は異常な高状態密度を形成するため、dバンドの状態密度を利用する従来の触媒を凌駕する可能性がある。本研究代表者はこうしたクラスターの設計につながる超周期表を構築したが、電子相関や交換相互作用をあらわに考慮しないため、典型元素クラスターへの適用に止まっていた。本研究では、超縮退と超周期表の理論を拡張することで、遷移・典型元素クラスターの状態密度の自在制御を可能とし、それに基づく新たなクラスター触媒の創出に挑戦する。