過密アルケンの異常な異性化反応の解明と分子バルブへの応用

• 研究課題/領域番号: 24K08368
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分32020:機能物性化学関連
• 研究機関: 東邦大学
• 研究代表者: 桑原 俊介 東邦大学, 理学部, 教授 (40359550)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2028年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 分子マシン / 分子バルブ / E-Z光異性化

研究開始時の研究の概要

本研究では，はじめに分子バルブ誘導体を合成し，2つの異常なE-Z異性化反応（2つの二重結合の同時E-Z光異性化，溶媒によるE-Z異性化）のメカニズムを解明する．その知見を用いて分子バルブの弁の一方向回転の制御を検討する．その後，分子バルブとピラー[5]アレーンなどの筒状化合物とを連結させる．分子バルブの開口部位でカチオン性分子の捕捉の検討を行う．外部エネルギーにより弁を回転させ，捕捉した分子を筒状化合物に移動させることを試みる．最終的には筒状化合物を連結し，外部エネルギーにより目的の部位に分子を輸送させる新規分子輸送システムを開発する．