研究課題
基盤研究(C)
キナクリドンキノン(QQ)は古くから知られる有機顔料であるが、その性質や機能は未だに解明されていない。申請者はN上にオクチル基をもつQQC8を合成したところ、QQ化合物で初となる光による2電子還元反応を見出した。本研究では、「QQC8の光反応で何が起きており、その基質適用範囲はどこまでか。また、機能として利用できないか。」という学術的目標を設定し、「QQC8の光反応機構の解明と光プリントインクの開発」を目的とする研究課題に取り組む。