研究課題
基盤研究(C)
本研究では、クムレン類が固相光二量化反応の進行に伴い発光性が発現する反応系に着目し、光反応性および生成する二量体の結晶化誘起発光性に関して分子内電荷移動性が及ぼす影響を解明する。さらに、光ナノパターニング技術への展開として、走査型近接場電子顕微鏡や多光子共焦点顕微鏡を用いた有機固体材料表面および内部へのナノパターニングを遂行し、発光性ナノ細線の作製を実証することにより、二次元および三次元の高輝度パターニングの実現や光メモリ・セキュリティプリント分野への応用可能性を検証する。