独自のルテニウム錯体触媒がもたらす不斉水素化と不斉シアノ化の新展開

• 研究課題/領域番号: 24K08403
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分33020:有機合成化学関連
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 大熊 毅 北海道大学, 工学研究院, 教授 (50201968)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: ルテニウム錯体触媒 / 不斉水素化反応 / 不斉シアノ化反応 / 非対称化 / 速度論分割

研究開始時の研究の概要

本研究者が独自に開拓した光学活性Ru錯体触媒の機能を発展させ、従来の不斉水素化と不斉シアノ化では未踏の変換反応の達成を目指す。具体的には、1) α-第四級アミノエステル類の非対称化や速度論分割を経る不斉水素化による不斉第四級アミノ酸ライブラリーの構築、2) 安定に使用でき、塩基無添加条件で活性を示すRu(BH4)型錯体の開拓と、塩基に不安定な化合物を用いた不斉水素化およびヒドロアミノ化への適用、3) 1,2-ジケトンの不斉二重シアノ化や、ラセミ体α-二置換β-ケトエステルとアキラルな同1,3-ジケトンの不斉シアノ化における速度論分割と非対称化による連続する不斉第四級炭素の制御、を計画した。