研究課題
基盤研究(C)
有機化学工業における環境負荷低減のため、水を反応溶媒として用いるプロセスが注目されている。界面活性剤を用い、疎水性ミセルコア内で有機反応を行う方法が知られるが、反応後に生成物を単離する際に有機溶媒で抽出する必要がある。応募者は、反応前後でミセルの形成をON-OFF制御する系を設計した。本研究ではコポリマー鎖の末端に錯体触媒を固定化し、錯体触媒を水層に偏在させることで触媒水溶液の再利用を可能にし、高効率な水中有機反応系の構築を目指す。