研究課題
基盤研究(C)
DNAの核酸塩基として、アデニン、グアニン、シトシン、チミンの4種類があるが、ゲノムDNA中の一部のシトシンはメチル化されていることが知られている。このシトシンのメチル化状態の異常はガンやアルツハイマー病などの多くの疾病で見られる。したがって、シトシンのメチル化は、これらの疾病の診断のためのバイオマーカーとしても重要である。本研究は、ペプチド核酸という人工核酸を用いて、シトシンのメチル化を簡便に検出する手法を開発しようとするものである。このような技術は、生命現象の解明や病気の早期診断の実現に貢献できるものと期待される。