研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、高難度反応のひとつである芳香族炭化水素の直接官能基化が可能となる新しい金単原子触媒の開発である。金のサイズを極限まで小さくした単原子とすることや凝集しやすい単原子を安定化できる土台を選択することで、従来の金ナノ粒子にはない触媒特性の発現をねらう。金単原子触媒調製の手法として、乾燥や焼成にマイクロ波照射を用いる。芳香族炭化水素の直接官能基化においても、マイクロ波加熱を用いることで、従来加熱では実現できなかった反応の進行を目指す。