硝酸イオン廃水からの窒素資源回収を目的とした高アンモニア選択的還元触媒の開発

• 研究課題/領域番号: 24K08499
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分34030:グリーンサステイナブルケミストリーおよび環境化学関連
• 研究機関: 東海大学
• 研究代表者: 三上 一行 東海大学, 理学部, 教授 (80433902)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 水処理 / 触媒 / 硝酸イオン / アンモニア

研究開始時の研究の概要

人体に有害で、環境に悪影響を及ぼす恐れのある硝酸イオンを含む廃水から、コンパクトな設備で窒素資源として有用なアンモニアを回収する方法を検討する。反応が効率よく進行し生成物の選択性を制御できる弱酸性のpH制御条件で、ギ酸を還元剤とした硝酸イオンの高選択的アンモニア還元に有効なパラジウム含有触媒の開発を行う。また、廃水処理において問題となる共存種の影響を明確にし、その対処法の一つとして硝酸イオン吸着選択性の高い触媒担体を利用することで影響の低減を図る。開発した触媒やシステムの有効性を実廃水処理で実証して本法が有用な手法であることを提示する。