水と相分離する疎水性セルロース溶媒の実現

• 研究課題/領域番号: 24K08502
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分34030:グリーンサステイナブルケミストリーおよび環境化学関連
• 研究機関: 同志社大学
• 研究代表者: 遠藤 太佳嗣 同志社大学, 理工学部, 教授 (50743837)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: セルロース / イオン液体

研究開始時の研究の概要

これまで報告されてきたセルロース溶媒は、例外なく水溶性であった。本研究では、世界で初めて、水と完全に相分離する疎水性セルロース溶媒の実現を目指す。これまで、溶媒の疎水性を少しでも上げると、セルロース溶解度は大きく減少することが知られていた。一方申請者は、イオン液体を用いて、独自に確立した溶解方法及び分光学的な溶解度測定法を駆使して目的達成を目指す。疎水性セルロース溶媒が実現されれば、高効率な疎水化セルロースの合成や水との二相分離系プロセスなど、大きな波及効果が期待できる。