研究課題
基盤研究(C)
アゾベンゼンなどのフォトクロミック分子を有する高分子材料は光照射によりマクロな変形を示すため,ソフトアクチュエーターとしての応用が期待されている。これまでの研究において,研究代表者は高分子フィルムの光変形が液体窒素中においても誘起可能であることを見出した。本研究では,極低温環境下で光異性化に誘起される高分子鎖のミクロな運動および高分子材料のマクロな構造・物性変化を解明することを目的とする。液体窒素中において光により誘起されるミクロレベルの変化をを実験的に評価し,極低温環境においても高分子材料の大変形を引き起こすことを目標に研究を遂行する。