研究課題
基盤研究(C)
高分子の微細成形加工技術として、表面張力差によって働くマランゴニ対流を利用した物質移動が注目されている。本研究では、ホスト-イオン種会合体形成に伴う電荷の非局在化が、極性すなわち表面張力の変化を引き起こすことに着目し、以下の項目の実施により、イオン種添加をトリガーとしたマランゴニ対流による物質移動の発現と応用を目指す。[A] アニオン種と会合体を形成可能なホウ素含有ポリマーの合成[B] 固/液界面でのイオン会合体形成手法の確立と会合体形成挙動の精査[C] インクジェット法などを用いたマランゴニ対流による物質移動の精密化(表面微細加工)[D] 物質移動を利用したイオンセンシング技術の開発