研究課題
基盤研究(C)
本研究では高い汎用性・信頼性を持つ刺激応答性ゲル材料の開発に向けて、内部のナノサイズ構造の巧みな構築に基づく新たな設計指針を提案する。母体となる刺激応答性ゲル中に、母体とは大きく異なる特性を発現するナノサイズの構造体を導入することで、母体となるゲルの特性を損なうことなく、ゲルの短所になりやすい過度な膨潤と力学特性の低下を抑制する。これにより、水中のような湿潤環境でも高い強度を維持し、十分に実使用可能なゲル材料の実現に繋げる。