研究課題
基盤研究(C)
高分子微粒子は一般に真球状となる一方で、内部に結晶もしくは液晶構造をもつ場合は非真球状になる場合がある。しかし、内部構造と微粒子形状の相関については不明な点が多い。本研究ではアゾベンゼン含有高分子が構築する結晶/液晶構造とその光相転移に着目して、内部構造が崩壊する過程と微粒子形状の変化との相関から詳細を明らかにする。そのための分子設計と高分子微粒子の合成が最初の課題であり、次いで、得られた微粒子の光応答と構造物性の変化について考察する。