研究課題
基盤研究(C)
窒化ホウ素細孔体(p-BN)のサブナノ空間は、細孔による閉じ込め効果に加えて表面極性の効果により炭素材料よりも強力な閉じ込め効果を期待できる。しかし、材料合成時に前駆体由来の異種元素が構造中にドープされるため、吸着特性の本質を見極められていない。本研究では、p-BN表面にドープされた異種元素が表面の化学状態とサブナノ空間の形成に与える影響を解明し、優れた吸着能を賦与するための指針を策定する。研究期間内にp-BNへの異種元素ドープ手法を確立し、異種元素がドープされたp-BNのガス・蒸気吸着能を明らかにし、その後の応用も視野に相互作用ポテンシャル解析と細孔のモデル化に注力した研究を展開する。