研究課題
基盤研究(C)
本研究は、先端材料として新規作製法を用いた光触媒を開発し、太陽光エネルギーによる水素発生だけではなく、家庭ごみを含む有機性廃棄物の分解も行う新しい試みである。持続可能な社会の実現に向けたエネルギーとごみ処理問題を同時に解決することが期待できる。光改質反応とは燃えるごみとして処理されてしまう「セルロース系バイオマス」、「タンパク質」、「廃プラスチック」などを光触媒により酸化分解し、同時に水を還元して水素を製造する手法である。現在は光触媒に可視光応答性のある硫化物光触媒を用いるが、水素生成活性はまだ十分とは言えないため、改良を加えることにより大幅な活性向上を行う予定である。