研究課題
基盤研究(C)
本研究においては、三相界面構造体と、リチウム空気電池酸素正極反応の関係性を明らかにし、高サイクル寿命と高パワー密度を両立する設計指針を確立することを、研究の主目的とする。本目的の実現のために、申請者がこれまで独自に開発してきた、①相分離法を用いた多孔性カーボン自立膜作成技術、および、②転写法による電解液注液技術、を適合することで、気相連通孔を有する三相界面構造の能動的制御技術を確立する。その上で、③積層型電池セルを作成し基礎電池特性の評価、④各種先端分析手法を適用した反応解析を実施することで、電池性能を最大化する三相界面構造体の創製を試みる。