研究課題
基盤研究(C)
ユビキチン化酵素であるセレブロンのリガンドとなる安定な分子構造を構築するため、リガンドに利用されているサリドマイド類に共通のイミド部位をもつ分子群を合成して、分解誘導に必要な分子の最小構造を明らかにする。またシアル酸転移酵素のリガンドとして、天然の基質である糖ヌクレオチドや糖鎖の部分構造を利用し、細胞内で何度も分解誘導を繰り返すために適した構造を明らかにする。それらを連結した分解誘導分子群を合成し、種々のガン細胞に対して分解選択性や糖鎖構造の変化を明らかにする。