研究課題
基盤研究(C)
薬物を直接細胞にデリバリーすることで、そのままでは細胞に導入できないペプチド・タンパク質や核酸などの薬効や、薬物の投与量の低減など多くの効果が期待できる。我々が創製した人工タンパク質・CCPC 140は、極めて高い細胞透過活性を示すとともに、CCPC 140による細胞内デリバリーによって低分子抗がん剤のIC50を1/5程度に低減できるなど、一定の効果が見られた。本研究では、CCPC 140を用いた低分子抗がん剤の細胞内デリバリーシステムに置いて、薬物ペイロードの増大とCCPC 140の多価提示によるさらなる細胞透過活性の向上を実現することを目指す。