研究課題
基盤研究(C)
魚類視神経は損傷後も完全に組織の修復が可能である。ゼブラフィッシュ視神経損傷モデルを用いて,特に視神経損傷後24時間以内の急性相反応物質の変動を中心に研究を進める。この時期には哺乳類の神経とは大きく異なる点が見られる。1つは損傷後も神経細胞が生存し続けること。2つめは神経細胞のリプログラミングが起こり、新たに神経突起を形成して軸索の再伸長がおこることである。視神経損傷後の急性相反応物質の変動を中心に探索を進め、中でもTransglutaminase, Heat shock factor 1 ,山中ファクターおよび抗アポトーシス関連分子の発現誘導とこれらの相互関係について解明を目指す。