研究課題
基盤研究(C)
細胞外から細胞内へタンパク質を自由に輸送することが可能となれば、創薬や育種の現場から基礎生物学に至るまで生命科学研究に大きな影響を与える。生命現象の理解と制御のさらなる高度化が必要な今、効率や選択性はもちろんのこと生体直交性などの多様な機能がタンパク質輸送に求められている。タンパク質輸送の分野に全く新しい方法、キャリア分子群の登場がまたれる所以である。本研究では、タンパク質輸送を加速させるナノカーボン分子を設計・創製することで基礎と応用の両面からこの分野に非線形のブレークスルーをもたらす。