がん細胞株中に内在していたがん幹細胞株を利用したがん分化機構解明とがん根治創薬

• 研究課題/領域番号: 24K08639
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 野村 尚生 北海道大学, 薬学研究院, 特任講師 (90597840)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: がん幹細胞 / がんの分化

研究開始時の研究の概要

現在までに様々な抗がん剤の開発がなされているが、未だ再発・転移の問題に対して決定的な治療法は確立されていない。申請者は市販がん細胞株からがん幹細胞様細胞を純化する手法を開発し、自己複製能および分化能を有す細胞群であることを見出した。普遍的ながん幹細胞からの分化条件を見出すこと、さらにそれを標的とした新しい作用機序の抗がん剤の開発を目指す。標的をがん幹細胞とすることで、抗がん活性を示すだけでなく転移・再発を防止し、がんの根治に向けた創薬展開を行う。