研究課題
基盤研究(C)
休眠は幅広い生物種が有する優れた生存戦略の1つでありモデル生物である自活性土壌線虫C. エレガンスは生育環境の悪化に応答して幼虫休眠し、生育環境の改善により休眠を打破する。本研究では、申請者らが世界に先駆けて同定した休眠打破物質ウラシルがどのように休眠打破を誘導するのか、その分子機構を解明し、線虫類における休眠制御機構の全容解明に迫る。本研究課題では申請者らのこれまでの研究結果に基づき、同定済みのウラシル受容体SRH-11以降の、①cGMP/カルシウムイオン濃度上昇を誘導する分子の同定と分子機構解析、②カルシウムイオン濃度上昇に応答して休眠打破を誘導する分子の同定と分子機構解析を行う。