研究課題
基盤研究(C)
(プロ)レニン受容体(PRR)は細胞において膜結合型タンパク質として生合成される。我々は、膜結合型PRRが細胞内プロテアーゼによって多段階の切断(プロセシング)を受け、複数種の可溶型PRR(sPRR)が生成することを明らかにしている。sPRRは、慢性腎臓病、妊娠糖尿病、膵臓癌などの疾病で血中濃度が上昇することから臓器障害マーカーとして注目されているが、PRRが多段階プロセシングを受ける生物学的意味は不明である。本研究では、sPRRが標的とする細胞表面受容体を同定することで、sPRRの機能多様性を明らかにする。