研究課題
基盤研究(C)
本研究は、カロテノイドの生物活性を増強させ得る脱水素反応に注目したものである。私たちがこれまでに見出した「カロテノイドデヒドロゲナーゼの基質になりやすいカロテノイド」と「カロテノイドデヒドロゲナーゼ活性を亢進する薬剤」を用い、カロテノイドの脱水素酵素(カロテノイドデヒドロゲナーゼ)を同定することを研究の目的とする。本研究が完遂されれば、遺伝要因(酵素の遺伝子多型の解析など)と環境要因(食べ合わせ)の両面からアプローチすることによって、ヒトにおけるカロテノイドの抗炎症作用の個体差を説明し、さらに個人に適した対処法(食のオーダーメイド)を提案することが可能になると考えられる。