研究課題
基盤研究(C)
神経炎症は、認知症の発症および進行に重要な役割を果たしていることが指摘されている。しかしながら、神経炎症を抑制する有効な治療手段は未だない。本研究ではMCIおよび軽度AD患者に対して、腸内細菌による短鎖脂肪酸の産生効果に優れるプレバイオティクスを投与することで、神経炎症の抑制効果および認知機能へ及ぼす影響について検討する。本研究の遂行により、腸内細菌と神経炎症との関連についての新たな知見を得ること、さらには腸内細菌を標的とする認知症の新規治療法開発への発展が期待される。