研究課題
基盤研究(C)
本研究では、糖代謝等を担う生体の主要組織である骨格筋と肝臓において、アブラナ科野菜などに含まれる食品イソチオシアネート化合物により活性化される複数の細胞内シグナル分子がその生理作用発現に及ぼす相互の影響を明らかにし、代謝調節作用の包括的な理解と生体レベルでの有効性評価を行う。機能性成分の作用発現機序では、同時に惹起されている複数の細胞応答が互いに影響して、その生理応答が現れている可能性がある。その総合的な理解から、日常的な食材成分の機能性発現機序を明らかにし、より効果的に活用できる基礎を築こうとするものである。