研究課題
基盤研究(C)
ガジュツ(Curcuma zedoaria)はクルクミン類を含まない特徴的なウコン属植物である。伝統医学に利用された歴史があるが、抗生活習慣病に関する科学的根拠は調べられていない。申請者はこれまでにガジュツが脂肪モデル細胞3T3-L1のアディポネクチン分泌量を増加させることを明らかにした。本申請課題は通常マウスおよび自然発症型動脈硬化モデルマウスを用い、食餌誘導性のメタボリックシンドロームや動脈硬化病変に対するガジュツの効果と作用機序を解明する。さらに日々の食生活へのガジュツの活用を想定し、その調理特性を検討することで生活習慣病を予防・改善する新規食材としてのガジュツの活用に挑戦する。