二次細胞壁を形成する道管要素と繊維細胞分化制御機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K08823
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分38060:応用分子細胞生物学関連
• 研究機関: 埼玉大学
• 研究代表者: 山口 雅利 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20373376)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 二次細胞壁 / 転写制御 / 細胞分化 / 繊維細胞 / 道管要素

研究開始時の研究の概要

被子植物の維管束木部を構成する道管要素と繊維細胞は、通常の細胞壁の内側に肥厚した二次細胞壁を形成するといった共通点はあるものの、形態的な特徴や生理役割が明確に異なっている。しかしながら、どのような仕組みで、似て非なる二つの細胞の分化制御機構は、未だ解明されていない。そこで本研究では、道管要素と繊維細胞の細胞分化マスター因子に着目し、これらのマスター因子の構造的特徴や、それに伴う分子機能の違いを明らかにすることで、二つの細胞分化が厳密に制御される分子メカニズムの解明を目指す。