研究課題
基盤研究(C)
植物で有用タンパク質を生産する試みが精力的に行われている。一方で遺伝子は、転写開始点/スプライシングパターン/ポリA付加部位等が異なるバリアントとして転写されており、mRNAの安定性や翻訳効率がバリアント間で異なっている。加えて、外来遺伝子の場合には、内部からの意図しない転写開始、スプライシングや転写終結を排除することも必須である。そこで、バリアント単位でのmRNA安定性とポリA付加部位およびスプライシングパターンに関するデータを取得し、各発現過程の効率を配列情報から予測できる機械学習モデルを構築して、最終的には、植物で有用タンパク質を効率的に発現させるための人工遺伝子配列の設計法の開発を行う。