アブラナ科野菜根こぶ病に対する抵抗性品種のデザイン育種基盤の構築

• 研究課題/領域番号: 24K08842
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分39010:遺伝育種科学関連
• 研究機関: 岩手大学
• 研究代表者: 畠山 勝徳 岩手大学, 農学部, 教授 (60355625)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 根こぶ病抵抗性 / ハクサイ / 非病原力因子

研究開始時の研究の概要

ハクサイでは、最重要病害である根こぶ病に対して真性抵抗性遺伝子を利用した育種が進められているが、病原体の病原型分化による抵抗性の崩壊が散見され問題になっている。本研究では、根こぶ病抵抗性誘導メカニズムの解明と主要抵抗性遺伝子を効率的に組み合わせて品種を育成する育種システムの基盤構築を目的として、最も宿主範囲の広いグループ１に対して効果がある唯一の遺伝子座であり、既報の抵抗性遺伝子が単独で機能するのに対して、それぞれ単独では抵抗性を誘導せず、２つが共存すると抵抗性を誘導するユニークな遺伝子座Crr1bとCrr2の責任遺伝子の同定と機能解析、ならびに根こぶ病菌の非病原力遺伝子候補の探索を行う。