研究課題
基盤研究(C)
栽培ゴマは種子中に多量の油脂に加えてセサミンなどの機能性成分を含む、重要な油糧種子作物である。栽培ゴマは熱帯地域を起源地とし、現在では熱帯から温帯にかけて栽培されている。他の作物と同様に、ゴマにおいても作物としての成立(栽培化)と伝播の過程で、栽培や利用が容易となるように様々な形質が変化したと推測されるが、ゴマにおける栽培化関連形質に関する知見は非常に乏しい。そこで本研究では栽培ゴマ系統と祖先野生種(栽培ゴマの元となった野生ゴマ)を用いて、栽培化の過程で変化した形質を制御する遺伝子の探索・機能解析を行い、ゴマの栽培化に寄与した遺伝子群の同定を試みる。